森の学校に関わる教師の子どもたちに対する想いをご紹介します。

 

<卒業、進級おめでとう!>

                                                   渡辺 建

3年生の皆さん、卒業おめでとう!
2年生は、進級おめでとう!

最後に演じた劇に、今年度の全てがつまっています。

新型コロナウイルス感染防止のため臨時休校から始まった2020年度。
6月から森の学校も授業開始。3ヶ月ぶりに会った子ども達でしたがブランクはものともせず。その姿に私達教師も奮起!例年に劣らない内容を授業に盛り込んできましたよ。
単元ごとに渡辺と根本が授業を交代する形にも初めて挑戦しました。

子ども達は、お米づくりに積極的に参加してくれ、夏休みには猛暑の中さんさんキャンプに参加して思い出を作ってきました。おかげで今年は豊作でした。餅つきが中止になり残念でしたね。

家づくりでは、これまでの滑り台をやめてボルダリングにしたことがこの学年のオリジナリティーでした。2年生の趣味とも合致しました。これが今年の4人のアイデンティティと言えるでしょう。
家づくりの隣で初めてバーベキューも。マシュマロやスープが大人気でした。卒業生もやってきて鬼ごっこが始まり、作った家が放っとかれたのも今年が初めて()。毎年同じカリキュラムをしているのに毎年違う展開。だからおもしろい、だからやめられない!

そうした一年間があっという間に過ぎてしまいました。

卒業していく3年生は、ぜひ新しいことに取り組んでみてください。
2年生には、新しく入学してくる1年生を楽しく導いてもらいたいと願っています。

君たちの新たな一歩を応援しています。自分らしく伸びていってください。

 

 

 

<森の学校2020年度卒業・修了に寄せて>

                                                  根本 靖子

 

 

3年生の皆さん。森の学校の卒業、おめでとうございます

2年生。森の学校2年修了、おめでとうございます。 

 

昨年より世界中をかき回した「新型コロナ」。初めて出会った私たち人類は大変戸惑い、今もそれは変わっていません。困ったものではありますけれど、そのおかげでいろいろな学びを得られたことには感謝です。

森の学校でも、普段の授業の様子は一変しましたが、限りある時間を濃厚に過ごしてきました。今までとは違うスタイルなので、やりづらいことや面倒なこともありましたが、今ではそれが普通になってきています。大切にすべきところはやり続け、取り入れるべきところ積極的に取り込む。

そんな森の学校の1年間でした。

 

卒業していく3年生の皆さんは、森の学校で学んだものを心の中に休ませて、次の活動の場で新しいものに挑戦を!

そして本日2年生は、先輩が作ってきたものを土台にして3年生の森の学校の学びを深めていきましょう。

 

皆さんは、日本の、世界の、そして宇宙の大切な大事な小さな仲間たちです。

宇宙のことばは「愛」と「感謝」しかないと言われます。「愛」はまだ皆さんにとって難しいかもしれませんけれど「感謝」はわかりますね。

日本語の「ありがとう」は「有る」ことが「難しい」と書きます。

森の学校の仲間がいる→「有る」という事。

森の学校に来るまでは知らなかった仲間が、ここで出会う→奇跡です。だから「難しい」こと。

「難しいこと」がそこに「有る」からお互いに「ありがとう!」です。「ありがとう」が言えたら、相手の存在を認めているのだからそれが「愛」です。

 

 

 たくさんの「有る」のが「難しい」ことを沢山見つけられるこどもでいますように。

 「愛」と「感謝」 どこかで聞きませんでしたか?言っていませんでしたか?

 

愛と感謝があなたに流れていきますように